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インビザライン矯正中、マウスピースが割れた・欠けた・壊れた! ひび割れなど、矯正中にマウスピースが変形しないようにするための対処法とは

コラム806

インビザライン矯正中、マウスピースが割れた・欠けた・壊れた! ひび割れなど、矯正中にマウスピースが変形しないようにするための対処の仕方 のブログ記事の作成中です。記事の内容は必ずしも起きる現象ではないのですが、インビザライン矯正中、何らかの原因によってマウスピースが割れる・変形するなどのトラブルが発生することがあります。

 

今回は、「インビザライン矯正中にマウスピースが割れた・変形した場合の対処の仕方」のご説明です。

 

■インビザライン矯正中のトラブル どのような原因でマウスピースが割れたり変形するの?

 

1.不適切な方法によるマウスピースの着脱

 

以下のように、不適切な方法でマウスピースを着脱していると、マウスピースが割れる・変形することがあります。

 

[マウスピースの割れ・変形をひき起こしやすい、不適切な方法によるマウスピースの着脱の例]

 

  • 爪で押しながらマウスピースをつける
  • 爪でひっかけてマウスピースを外す
  • 外す方向を考えず、力任せにグイッとマウスピースを外す

 

≪対処の仕方≫

 

  • 指の腹で押す&チューイーを噛んでマウスピースをつける
  • 奥歯の内側部分を指の腹でひっかけ、マウスピースを外す
  • 奥から前に向かってマウスピースを外す

 

2.マウスピースをつけた状態で40℃以上の飲み物を飲んでいるor 40℃以上のお湯でマウスピースを洗浄している

 

以下のように、40℃以上のお湯がふれると、お湯の熱によってマウスピースが変形することがあります。

 

[マウスピースの変形をひき起こしやすい、飲み方・洗浄方法の例]

 

  • マウスピースをつけた状態で40℃以上の飲み物を飲んでいる
  • 40℃以上のお湯でマウスピースを洗浄している

 

≪対処の仕方≫

 

  • マウスピースをつけた状態で飲むのは40℃未満のぬるま湯(白湯)・水のみにする
  • 40℃未満のぬるま湯・水でマウスピースを洗浄する

 

3.研磨剤・アルコールを含んだ洗浄剤でマウスピースを洗浄している

 

以下のような成分を含む洗浄剤が原因で、マウスピースの素材によっては表面を傷つけたり、劣化を早める可能性があります。

 

[マウスピースを傷つけたり・劣化をひき起こしやすい、洗浄剤の例]

 

  • 研磨剤を含む洗浄剤
  • アルコールを含む洗浄剤

 

≪対処の仕方≫

 

  • 研磨剤・アルコールを含まない洗浄剤を使用する(研磨剤・アルコールを含まない物であれば、家庭用の中性洗剤でマウスピースを洗浄してもOKです)

 

4.歯ぎしり・食いしばりの癖があるor噛む力が強すぎる

 

以下のように、歯・マウスピースにかかる過剰な負荷により、マウスピースが割れる・変形することがあります。

 

[マウスピースの割れ・変形をひき起こしやすい、過剰な負荷の例]

 

  • 歯ぎしり・食いしばり
  • 噛む力が強すぎる(生まれつき噛む力が強い、など)

 

≪対処の仕方≫

 

  • ストレスを溜めないようにする、MFT(口腔筋機能療法:お口の筋トレ)を受ける、歯科矯正を受けて噛み合わせを整える、など、原因に応じて、歯ぎしり・食いしばりの癖を改善する&噛む力を適正化するための治療・処置を受ける

 

5.マウスピースを外したとき、ケースの中にマウスピースを入れていない

 

「マウスピースを外す場面」において、ケースの中にマウスピースを保管していないと、落下や踏んづけるなどによってマウスピースが割れる・変形することがあります。

 

[マウスピースの割れ・変形をひき起こしやすい、置き方・持ち運び方の例]

 

  • 飲食や歯磨きでマウスピースを外したとき、ケースの中にマウスピースを入れていない

 

≪対処の仕方≫

 

  • 飲食や歯磨きでマウスピースを外したときは、ケースの中にマウスピースを入れて保管する(飲食や歯磨きの後にマウスピースをつけ忘れないことも大切です)

 

6.治療計画(クリンチェック)によるゴムかけ用の切れ込み(アライナーカット)がある

 

上顎前突(出っ歯)や下顎前突(受け口)などの症例では、前歯部を効率よく動かすために、マウスピースに「アライナーカット」と呼ばれる切れ込みを入れ、矯正用輪ゴムをかけて治療を行うことがあります。この切れ込み部分は構造上、どうしても厚みが薄く、物理的な強度が下がるため、ゴムの引っ張り力や着脱時の負荷によって割れたり裂けたりしやすくなります。

 

[マウスピースの割れ・破損をひき起こしやすい状況の例]

 

  • アライナーカット(切れ込み)の周辺に強い力がかかる
  • ゴムをかけたままの状態で無理にマウスピースを着脱しようとする

 

≪対処の仕方≫

 

  • マウスピースを着脱する際は、必ず先に矯正用ゴムを外してから行う
  • 切れ込みがある部分は特にデリケートなため、着脱時にその周辺を力任せに引っ張らないよう意識する

 

【壊れたマウスピースはつけず、新しいマウスピースが届くまでの間は1つ前のマウスピースをつけましょう】

 

 

インビザラインで矯正中、マウスピースが割れた・変形した場合は、まずは、歯列矯正を受けている歯科医院に連絡しましょう。

 

なお、破損したマウスピースの装着は控えてください。壊れたマウスピースをつけ続けると、歯の動きが計画通りに進まなくなったり、予期しない方向に歯が動くおそれがあります。特にアライナーカット部分が裂けていると、ゴムかけの力が正しく歯に伝わらなくなってしまいます。

 

壊れたマウスピースの使用は避け、新しいマウスピースが届くまでの間は「1つ前」のマウスピースをつけるようにしましょう。1つ前のマウスピースをつけることで、歯の後戻りを含む矯正への悪影響を軽減できます。

 

インビザラインを用いた矯正では、マウスピースの使用方法を守り、矯正を成功に導ましょう。

 

白山歯科クリニック院長

田賀 紀広