
矯正歯科コラム

インビザライン矯正中、マウスピースが割れた・欠けた・壊れた! ひび割れなど、矯正中にマウスピースが変形しないようにするための対処の仕方 のブログ記事の作成中です。記事の内容は必ずしも起きる現象ではないのですが、インビザライン矯正中、何らかの原因によってマウスピースが割れる・変形するなどのトラブルが発生することがあります。
今回は、「インビザライン矯正中にマウスピースが割れた・変形した場合の対処の仕方」のご説明です。
以下のように、不適切な方法でマウスピースを着脱していると、マウスピースが割れる・変形することがあります。
[マウスピースの割れ・変形をひき起こしやすい、不適切な方法によるマウスピースの着脱の例]
≪対処の仕方≫
以下のように、40℃以上のお湯がふれると、お湯の熱によってマウスピースが変形することがあります。
[マウスピースの変形をひき起こしやすい、飲み方・洗浄方法の例]
≪対処の仕方≫
以下のような成分を含む洗浄剤が原因で、マウスピースの素材によっては表面を傷つけたり、劣化を早める可能性があります。
[マウスピースを傷つけたり・劣化をひき起こしやすい、洗浄剤の例]
≪対処の仕方≫
以下のように、歯・マウスピースにかかる過剰な負荷により、マウスピースが割れる・変形することがあります。
[マウスピースの割れ・変形をひき起こしやすい、過剰な負荷の例]
≪対処の仕方≫
「マウスピースを外す場面」において、ケースの中にマウスピースを保管していないと、落下や踏んづけるなどによってマウスピースが割れる・変形することがあります。
[マウスピースの割れ・変形をひき起こしやすい、置き方・持ち運び方の例]
≪対処の仕方≫
上顎前突(出っ歯)や下顎前突(受け口)などの症例では、前歯部を効率よく動かすために、マウスピースに「アライナーカット」と呼ばれる切れ込みを入れ、矯正用輪ゴムをかけて治療を行うことがあります。この切れ込み部分は構造上、どうしても厚みが薄く、物理的な強度が下がるため、ゴムの引っ張り力や着脱時の負荷によって割れたり裂けたりしやすくなります。
[マウスピースの割れ・破損をひき起こしやすい状況の例]
≪対処の仕方≫
【壊れたマウスピースはつけず、新しいマウスピースが届くまでの間は1つ前のマウスピースをつけましょう】
インビザラインで矯正中、マウスピースが割れた・変形した場合は、まずは、歯列矯正を受けている歯科医院に連絡しましょう。
なお、破損したマウスピースの装着は控えてください。壊れたマウスピースをつけ続けると、歯の動きが計画通りに進まなくなったり、予期しない方向に歯が動くおそれがあります。特にアライナーカット部分が裂けていると、ゴムかけの力が正しく歯に伝わらなくなってしまいます。
壊れたマウスピースの使用は避け、新しいマウスピースが届くまでの間は「1つ前」のマウスピースをつけるようにしましょう。1つ前のマウスピースをつけることで、歯の後戻りを含む矯正への悪影響を軽減できます。
インビザラインを用いた矯正では、マウスピースの使用方法を守り、矯正を成功に導ましょう。
白山歯科クリニック院長
田賀 紀広
