
矯正歯科コラム

「出っ歯やガタガタした歯並びを綺麗にしたい」
矯正治療を検討される際、多くの方がこうした「見た目の美しさ」を重視されるかと思います。
しかし、歯科矯正において、歯並びを整えることと同じくらい、あるいはそれ以上に大切なのが「噛み合わせ(歯の高さ・歯の位置)」の調整です。
なぜ、歯の矯正では見た目だけでなく、噛み合わせをしっかりと調整することが大切なのでしょうか?今回はその理由を分かりやすく解説します。
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歯並びと噛み合わせの意味の違いについてご認識いただいたところで、次は「歯の矯正の本当の目的」をお話しします。
歯科用語では、出っ歯、受け口、ガタガタ歯などの歯並びの乱れを「不正咬合(ふせいこうごう)」と呼びます。「咬合(こうごう)」とは、噛み合わせのことです。
つまり、不正咬合=「正しくない(適切ではない)噛み合わせ」を指します。
歯の矯正は、この不正咬合を治すための歯科治療です。
単に見ための歯並びを整えるだけでなく、正しくない噛み合わせを調整し、正常な状態に近づけることこそが、歯科矯正の本当の目的になります。
歯の矯正で歯並びと噛み合わせを正常に近づけることで、歯の機能面や全身の健康面において、以下のような様々な改善効果を期待できます。
矯正で歯並び・噛み合わせが整うと、一部の歯だけに負担がかかることがなくなり、すべての歯をバランス良く使ってしっかり咀嚼できるようになります。
歯並びが整うと、歯の隅々まで歯ブラシの毛先が行き渡りやすくなります。その結果、歯垢(プラーク)や食べかすの磨き残しが格段に減り、むし歯や歯周病のリスクを低減させることができます。
歯並びが乱れている方は、歯の間から空気が漏れたり、舌の動きが邪魔されて発音に支障が出ているケースが少なくありません(特にサ行・タ行・ナ行・ラ行など)。矯正によってこれらの制限が解消され、クリアな発音を期待できます。
お口の中で食べ物をしっかり細かく噛み砕けるようになる(咀嚼が進む)ため、消化を助け、胃腸にかかる負担を軽減します。さらに、食事からの栄養吸収の効率を高める効果も期待できます。
噛み合わせが乱れていると、顎の関節や周りの筋肉に不自然な力がかかり続け、顎関節症などの原因になります。噛み合わせを正常化することで、顎にかかる負担を和らげます。
噛み合わせは、全身の筋肉・骨格のバランスと密接に関係しています。噛み合わせが整うことで、顎から首、肩、背中、そして骨盤へと連動する全身のバランスが改善され、姿勢の良さにつながるケースもあります。
歯並びが整うことで口元の美しさが向上し、自分に自信が持てるようになります。また、噛み合わせを整えることで顎の位置が正常に近づき、お顔全体のバランスやフェイスラインの印象が改善されるケースもあります(※)。
(※)顎の骨格的な異常が原因の歯並びの乱れに対しては、
口腔外科・形成外科で行う外科的矯正(顎の骨切り手術)が
必要になる場合があります。
【矯正の無料相談を受付中です】
白山歯科クリニックでは、目立ちにくいマウスピース矯正「インビザライン」による矯正治療を行っています。
「自分の歯並びや噛み合わせって矯正が必要?」「インビザラインってどんな治療法?」など、少しでも気になることやご質問がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。相談費は無料です。
白山歯科クリニック院長
田賀 紀広
