矯正歯科コラム
目立ちにくさ、矯正中の痛みの少なさなどから、近年、注目されているマウスピース矯正。
マウスピース矯正を受けることをお考えになるとき、気になるのが、矯正期間ではないでしょうか。
矯正期間が気になる方のために、今回は、マウスピース矯正「インビザライン」でかかる平均の治療期間について、詳しくご説明します。
インビザラインを含め、マウスピース矯正では、前歯のみの部分矯正or前歯~奥歯すべての歯を動かす全体矯正どちらかで、矯正期間が異なります。
[マウスピース矯正「インビザライン」の平均的な治療期間]
マウスピース矯正「インビザライン」の治療の流れについては、ブログにてご紹介しています。併せてご参照ください。
患者様や歯並びの状態により、マウスピース矯正にかかる期間は様々。この項では、歯並びの乱れ方別のマウスピース矯正の期間をご説明します。
※目安の期間となります。
歯と歯のすき間が開いている、すきっ歯(空隙歯列:くうげきしれつ)。
前歯の軽度なすきっ歯に対する部分矯正は、主に以下が平均的な治療期間になります。
[前歯の軽度なすきっ歯の部分矯正にかかる平均的な治療期間]
{八重歯とは}
八重歯(やえば)とは、犬歯(糸切り歯)が前方に突き出たり、犬歯が隣の歯と重なった状態を指します。八重歯は不正咬合の一種です。歯科医療では八重歯はガタガタ歯(叢生:そうせい)に分類されます。
{出っ歯とは}
八重歯と共に、お悩みの方が多い歯並びの乱れが出っ歯(上顎前突:じょうがくぜんとつ)です。
前歯の軽度な八重歯(ガタガタ歯)&前歯の軽度な出っ歯に対する部分矯正は、主に以下が平均的な治療期間になります。
[前歯の軽度な八重歯(ガタガタ歯)&前歯の軽度な出っ歯の部分矯正にかかる平均的な治療期間]
上記の、前歯の軽度な歯並びの乱れは部分矯正で治せる可能性があります。
一方、以下のような歯並びの乱れは、全体矯正が必要になることが多いです。
[全体矯正が必要になることが多い、歯並びの乱れ(不正咬合)]
[中程度~重度の歯並びの乱れの全体矯正にかかる平均的な治療期間]
マウスピース矯正・ワイヤー矯正など、矯正方式に関わらず、矯正治療後は間を置かずに保定期間に入ります。
保定(ほてい)とは、矯正治療で整えた歯並びを維持し、歯の後戻りを防ぐための処置です。保定期間中にはリテーナーと呼ばれる保定装置を装着していただきます。
保定期間についてですが、通常、矯正期間と同じくらいの保定期間がかかることが多いです。
矯正に1年かかったときは、保定期間は1年程度、合計の治療期間は2年程度になります。
矯正に2年かかったときは、保定期間は2年程度、合計の治療期間は4年程度です。
矯正治療後に行う保定については、ブログにてご説明しています。併せてご参照いただければ幸いです。
全体矯正と比べて、部分矯正は矯正期間が短く、費用も少なく抑えられます。
矯正期間が短く費用も少なめな部分矯正ですが、今回ご説明したように、中程度~重度の歯並びの乱れは全体矯正が必要になることが多いです。
矯正期間の短さや費用の少なさのみで矯正方法を決めるのは、おすすめできません。
歯の矯正を受けるときは、ご自身の歯並びの乱れ方(軽度~中程度~重度)に合った矯正方法を選びましょう。
– 矯正の無料相談を受付中です –
白山歯科クリニックでは、マウスピース矯正「インビザライン」による矯正治療を行っています。
インビザラインは透明で薄いマウスピースを用いるため、目立ちにくい点が特徴です。目立ちにくさに加え、痛みが少ない、いつもどおりのお食事を楽しめるなど、インビザラインにはたくさんのメリットがあります。
{さらに小さくなった「iTeroルミナ」で歯型取りの負担を軽減}
当院では、小型の3Dデジタルスキャナー「iTero ルミナ」を採用。お子様や女性など、小さなお口の方でも無理なく口腔内を撮影でき、歯型取りの際の負担を軽減しています。
—–
歯並びの乱れでお悩みの方、インビザライン矯正に関するご質問がある方はお気軽にご相談ください。相談費は無料です。
白山歯科クリニック院長
田賀 紀広