矯正歯科コラム
突然ですが、皆様は「Eライン」という言葉を聞いたことはありますでしょうか?
Eラインは横顔の美しさの基準となる言葉の一つです。歯科矯正や美容整形の分野では、治療計画を立案するときや、治療を進める際にEラインという言葉を用いることがあります。
今回は、「Eラインとは」、および、「マウスピース矯正のインビザラインで口ゴボは改善できるの?」のお話です。
Eラインとは、横顔の美しさの基準となる言葉の一つです。正式な名称を「エステティックライン」と呼びます。
Eラインは、横を向いたときに、鼻先と顎の先端を結んだラインです。Eライン上に唇の先がふれている、または、Eラインの少し内側に唇があるお顔立ちが、美しい横顔とされています。
Eラインに関連して、近年、ネットなど、巷では「口ゴボ」という言葉を見かける機会が増えました。
口ゴボとは、口元が前に突き出した状態を指します。口元が“ゴボッ”と前に突き出していることから、そのように名付けられたそうです。
口ゴボは、別名を、「アデノイド顔貌」「ゴリラ顔」「顎無し顔」などと呼ぶこともあります。
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次の項では、口ゴボの改善を含め、「Eラインの横顔になるためには」、および、「マウスピース矯正のインビザラインでEラインにアプローチできるのか」について、ご説明します。
美しいとされる横顔の基準の一つ、Eライン。
Eラインの横顔になるためには、原則として、以下の基準を満たす必要があります。
Eラインの横顔になるためには、前述の①②③が必須です。このうち、②と③は、歯科矯正で歯並びを整えることで、Eラインの横顔に近づけられるケースも。
出っ歯など、前歯が前に突き出していることが原因で口ゴボになっている方は、以下のような歯科矯正(インビザライン、ワイヤー矯正)により、Eラインの横顔にアプローチできる可能性があります。
なお、鼻の高さを根本的に改善するには、美容整形が必要になることもあります。
歯科矯正では、噛み合わせを整えることで、本来あるべき位置に顎が収まり、顎の位置を数mm程度、後ろに下げられる場合があります。
Eラインの横顔にアプローチできる可能性がある、マウスピース矯正のインビザライン。ただし、矯正力がマイルドなインビザラインでは、重度の出っ歯など、重度の歯並びの乱れの治療には対応しにくいことも。
重度の出っ歯に対しては、インビザラインではなく、矯正力が強いワイヤー矯正の方が効率的に治療を進められる場合があります。
顎そのものが前に突き出している口ゴボなど、顎の骨格が原因の口元の突き出しを改善するには、外科的矯正(顎の骨切り手術)が必要になるケースがあります。
通常、外科的矯正(or美容整形)は口腔外科、または、美容外科で行われます。
白山歯科クリニックでは、マウスピース矯正「インビザライン」による矯正治療を行っています。
インビザラインは透明で薄いマウスピースを用いるため、目立ちにくい点が特徴です。目立ちにくさに加え、痛みが少ない、いつもどおりのお食事を楽しめるなど、インビザラインにはたくさんのメリットがあります。
「歯並びの乱れが気になり、ついつい、手で口元を隠してしまう」
「出っ歯で悩んでいる」
「自分の歯並びがインビザラインで治せるのか知りたい」
など、歯並びの乱れでお悩みの方、インビザライン矯正に関するご質問がある方はお気軽にご相談ください。相談費は無料です。
カウンセリングでは歯並びや顎の状態を確認し、現在のお悩みやご希望の矯正方法をお伺いします。患者様からのお話をすべてお伺いした上で、歯科医師が一人ひとりの方に合った治療計画を丁寧にわかりやすくご説明させていただきます。
白山歯科クリニック院長
田賀 紀広